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貧困な人ほど肥満になる?バッパー翔太が見たアメリカのダークサイド!

アメリカの社会問題は多岐にわたりますが、その中でも貧困と肥満の関連性は特に注目されています。

今回はYouTuberのバッパー翔太さんが、テキサス州のマッカレンで見た現実についてのYoutube動画の内容を参考にアメリカの肥満問題について深掘りしていきたいと思います。

バッパー翔太とは?

バッパー翔太さんとは、世界を旅するユーチューバーで旅先の国の明るい部分だけではなく、普通の観光では見えないその国独自の裏事情をも現地で取材し、自身のYouTubeチャンネルやブログで発信しているジャーナリストです。

彼の視点は日本人視聴者にとって新鮮で、興味深いものとなっています。

マッカレンの現状

今回の動画でバッパー翔太さんが訪れたのはテキサス州のマッカレンという街です。

マッカレンは全米一肥満率が高い街です。

人口約15万人のうち、成人の約44.9%が肥満体型。

その影響で、心臓病、脳梗塞、2型糖尿病、さまざまながんが引き起こされる可能性が高いとされています。

さらに、人口の30%が高血圧、25%が糖尿病、36.9%が健康障害を持ち、身体的活動ができない状況です。深刻な問題を抱えている街です。

フレッシュな野菜は贅沢品

アメリカでは節約すればするほど不健康な食べ物を買わざるを得ない。と言われています。

どういうことなのでしょうか。

動画の中で翔太さんは、バーガーキングに行くとセットで1600円程度するとのことで、少し高いと感じます。

スーパーで買って自炊しようと考えるのですが、スーパーの食材はもっと高い、特に野菜などの健康的な食品が高いそうです。結局、安く手に入るのは冷凍食品などになってしまう。

だったら、金額もそんなに変わらないバーガーキングに行こうか。となってしまうとのことです。

他にも、レジに並んでいる段階ではコーラのMサイズを注文しようと思っていても、いざメニューを前にすると、あと数十円出せばLやLLに変更できると言われ、節約思考が頭をもたげ、結局巨大なLサイズに上げてしまう。ということらしいです。

アメリカでは大きなサイズにすればするほどお得になるシステムなので、結局節約をしたければ大きなサイズを注文せざるを得ないということのようです。

多忙な人ほど肥満になる

住民の一人、アルトゥーロさんは、肥満の原因として「時間がないこと」を挙げています。

仕事に追われる日々の中で、安価で手軽な脂っこい食べ物に頼ることが多いといいます。

収入が低い家族は、健康や運動よりも日々の生活費を優先させる必要があるのです。

また、専門家によると、マッカレンが肥満の街となった背景には、メキシコからの移民の影響があるといいます。

多くの大家族が貧困ライン以下の生活をしており、健康に気を付ける余裕がありません。

朝食で1,000kcalが日常

マッカレンでは、砂糖やラードを多く含む食べ物が日常的に消費されています。

例えば、パンプキンスマッシュというドリンクやアーモンドクロワッサンなど、高カロリーで甘い食べ物が人気です。朝から1,000kcal以上の朝食を摂ることも一般的です。

アメリカ全体では、肥満率は年々増加しており、2000年には約30%だった肥満体型の割合が2020年には41.9%にまで増えました。

深刻な肥満の割合も4.7%から9.7%に倍増しています。

解決策と今後の課題

バッパー翔太さんは、自身の体験をもとに、貧困と肥満の問題を解決するための提案も行っています。

貧困問題の解決策

食育:健康的な食生活についての教育を強化することが必要です。特に学校教育での栄養指導や、コミュニティでのワークショップが効果的です。

アクセスの改善:食品砂漠の解消を目指し、新鮮な果物や野菜を手に入れやすくするための政策が求められます。

支援プログラムの強化:食品銀行や栄養補助プログラムの拡充を通じて、貧困家庭がより健康的な食事を取れるよう支援する必要があります。

SNSのコメント

動画のコメントを一部ご紹介します。

アメリカ在住歴20年以上になります。以前聞いた話ですが、ソフトドリンク会社やスナック会社が学校に対し多額の援助をしているために、止むを得ず給食や学食にソーダ類やジャンクフードを出す羽目になっているそうです。食育とはかけ離れた状態ですね。

youtube.comのコメントより引用

食品産業が背後からお金を提供して、ジャンクフードなどに依存するように食事の洗脳をしているのですね。

他にも、こんなコメントもありました。

テキサスに一年間おりましたが、8キロ太りました。そんなに量を食べた覚えはないから、やっぱり食べるものが全然違うんだなと思ったのと、日本に帰ってきて特にダイエットしなかったけど、半年も経たないうちに普通に食事してただけで、元の体重に戻りました笑 食べるものが全てですね

youtube.comのコメントより引用

コメントでは外国在住の日本人の方が、食事でのカルチャーショック体験についてコメントされていました。

日本の食事が健康にいい、という外国人さんが多くいる理由がつくづく理解できますね。

結論

現在、アメリカだけではなく世界中で深刻な問題になっている肥満問題。

しかも、従来の高所得層の肥満ではなく、貧困のために肥満になる国がどんどん増えています。

バッパー翔太さんが今回見たアメリカのダークサイド、貧困と肥満の問題は深刻であり、私たちにとっても重要な課題です。

彼の体験を通じて、この問題の理解を深め、解決策を考えていくことが求められています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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