第103回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園2021)が開幕し西東京代表東海大菅生高校のエース本田峻也(ほんだ しゅんや)選手がドラフト候補として注目されています。
春の選抜大会にも東海大菅生高校は出場しましたが、本田峻也投手は不調だったこともあり、登板回数があまりありませんでしたが、夏の地方予選では見事復活し、見事な投球を見せてくれました。
中学時代にはU15の日本代表として世界大会にも出場しベスト4に貢献しています。
東海大菅生高校では、1年生からベンチ入りし、変則左腕のフォームから繰り出される変化球が最大の魅力の投手です。
そこで今回まとめた内容はこちらです。
・本田峻也は中学時代U15で世界大会出場
・変則左腕フォームとは?
・球種の種類は?
・なぜ東海大菅生高校を選んだのか?
夏の甲子園2021の出場校のピッチャーの中でも異色の存在なので、是非注目してください!

本田峻也は中学時代U15で世界大会出場でベスト4
甲子園常連校の東海大菅生高校で、本田峻也投手は1年秋のベンチ入り以来、先発した公式戦は無敗を誇る左腕で、中学時代から進路には注目されていました。
本田峻也投手は、4兄弟の三男で、兄に憧れて小学3年生から野球を始めました。
中学は、石川県小松市の市立芦城中学校に在籍し、小松加賀リトルシニアに所属していました。
2018年には、パナマで行われた第4回 WBSC U-15 ワールドカップに出場しています。
全国から有望な選手が集まるトライアウトで130名ほどの中から選抜された20名に石川県初で選ばれた実力は素晴らしいです。
U-15侍JAPANに
小松加賀リトルシニアの
本田峻也(芦城中学)がメンバー入り pic.twitter.com/ng0FRdNauT— skyline (@kazue0428) June 20, 2018
メンバーの中には、中京大中京高校に進み、ドラフト候補筆頭の投手、 畔柳亨丞(くろやなぎ きょうすけ)選手もおり、中学時代からいいライバルだったようです。
本田峻也投手(小松加賀リトルシニア)は東海大菅生に進学。U-15日本代表にも選出された左腕。世界大会全9試合のうち5試合に主に中継ぎとして登板。他にも都大会優勝や全中4強の実績を持つ加藤光太郎投手(駿台学園中)なども進学。 pic.twitter.com/viL4TI91GB
— F (@_F_8_9_) April 23, 2019
U-15の世界大会では、福原聖矢(沖縄・世名城ジャイアンツ)選手とバッテリーを組み、チームトップタイの5試合を投げ、チーム唯一の自責点無しという結果を残しています。
その女房役の福原聖矢選手も東海大菅生高校に入学し、現在もバッテリーを組んでおり、本田峻也投手のいい面を引き出し、強い味方になってい
本田峻也の変則左腕フォームとは?
本田峻也投手は身長179cmの長身から、右足を上げると打者に背中を向けたまま、2足分以上インステップして角度のある球を投げ込みます。
つまり、一塁側のダグアウトに向かって投げるような姿勢からキャッチャーのミットに向かって軌道が描かれるクロスステップからの投球です。
左打者の背中を通るような球筋になるので、U-15の世界大会では、キューバやドミニカ共和国の強打者たちを仰け反らせていました。
U-15時代の動画ですが、1分20秒から登場しますので、クロスステップぶりをご覧ください。
中学時代から、高橋尚成(元読売ジャイアンツエース)から指導が受けられる環境に、身を置けたことは、大きな自信となっていることでしょう。
左打者にとっては、驚異の球筋ですが、右田打者にとっても、遠いところからインコースに食い込んでくる球筋になるので、バットにミートさせることが困難になってきます。
ストレートの球速も最速143kmあるので、変化球を混ぜられると、球筋だけではなく、緩急にバッターの目がついていかない状況になりますね。
本田 峻也[投手](東海大菅生)
【第103回 西東京大会 準決勝】
(2021/7/31 対 世田谷学園)《全3奪三振ダイジェスト》#Draft_Note pic.twitter.com/HOFczYLtQz
— ドラフトノート (@Draft_Note) July 31, 2021
では、次に変化球の球種についてみていきましょう!
本田峻也の球種の種類は?
本田峻也投手の球種の種類は、スライダー、カーブ、チェンジアップです。
右打者には外からのスライダーでカウントがとれるし、左打者にはやはり外角に大きなカーブで三振が取れるピッチャーです。
そして何よりの武器は、チェンジアップです。
最速143kmのスピードボールを見た後に、シンカーぎみに落ちる独特の変化は、バッターにとって、消える魔球のように感じるのではないでしょうか!
本田峻也(東海大菅生)
日大三高戦で、7回2安打1失点とセンバツを決定づけるピッチング⚾️
最速140キロ超の直球に、右足を極端に左側に踏み込む、球の出所が見にくいフォームからのスライダーは見もの😳#本田峻也#東海大菅生 pic.twitter.com/w08bm27D5w— 甲子園ボーイ (@vMEn0R1RUgzR7We) November 15, 2020
映像で見ても、カーブの曲がり具合や、チェンジアップの落ち具合がエグイです。
なぜ東海大菅生高校を選んだのか?
本田峻也投手は、県外の高いレベルで野球がしたいという思いを持っていたこともあり、激戦区の東京都にある東海大菅生高校を選びました。
また、東海大菅生高校の若林弘泰(わかばやし やすひろ)監督は、元中日ドラゴンズのピッチャーだったこともあり、投手を育てる指導力がずば抜けていることも理由の一つだと考えられます。
入学当初は、気持ちの弱さから試合で打ち込まれる場面もあり、そんな時に若林弘泰監督に厳しい言葉を浴びせられていた本田峻也投手は、「甲子園ではクソジジイを黙らせてやろうと思っています。それくらい気持ちが強くなりました」と甲子園出場を決めた後のインタビューで答えています。
春季都県大会を圧倒的な強さで勝ち抜き、関東大会でも優勝候補に挙がる強豪・東海大菅生。その中で1年にして唯一背番号を着ける侍戦士・本田峻也(1年)。小松加賀シニアでは変則投法から誇る直球を武器に活躍。U15日本代表では幾度と好救援を披露。名将・若林弘泰も期待を寄せる逸材が遂にデビュー! pic.twitter.com/CV4ytHs1Au
— 富山の高校野球 (@nozomilabu) May 17, 2019
まとめ
夏のもう支援2021大会では、東海大菅生高校のエース本田峻也投手が、変則左腕投手として注目されています。
中学時代には、小松加賀リトルシニアに所属し、U-15の世界大会に出場しベスト4になりました。
東海大菅生高校では、143kmのストレートに変化球を織り交ぜ、変則的なクロスステップ投法で、攻めるピッチングで全国制覇を狙っています。
ドラフト候補としても名前が挙がっているので、是非注目してくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
